兵庫県内で暴力団幹部が殺された事件で、犯行に自動小銃が使われたと報じられ、ネット上で波紋が広がっている。
一体どんな銃なのだろうか。専門家は、米軍用のモデルの可能性を指摘する。その威力は――。
約30発が発射され、「日本での出来事なのか?」
「機関銃を乱射なんて」「これ日本での出来事なのか?」「なんでこんな銃器を暴力団が所持している」...
一時「機関銃」と報じられたこともあり、ニュースサイトのコメント欄などでは、こんな書き込みが相次いだ。
報道によると、尼崎市内の路上で2019年11月27日夕、指定暴力団神戸山口組の男性幹部(59)が頭や腹などを少なくとも5か所撃たれ、搬送先の病院で死亡が確認された。銃撃した男は車で逃走し、警察が緊急配備したところ、京都市内の路上で似た車を見つけた。
京都府警の警察官が職務質問したところ、拳銃を突き付けられたが、銃刀法違反などの現行犯で指定暴力団山口組の関係者の男(52)を逮捕した。車内からは、拳銃と自動小銃、実弾5発が見つかった。最近は、山口組と神戸山口組などの間の抗争による事件が相次いでおり、男は、幹部を銃撃したことを認め、さらに別の組員を狙うつもりだったとも供述したという。
殺された幹部は、10発ほど撃たれたというが、現場に20発近い薬きょうが見つかり、約30発が発射された可能性もあるという。
テレビでは、犯行に使われたとみられる自動小銃や薬きょうの映像が流れているが、一体どんな銃なのだろうか。