バースの再来?ボーア獲得で懸念される「守備」 大山コンバートもあり得るが...

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今シーズンの失策はリーグワースト

   来シーズンは状況に応じてポジションがチェンジされるとみられるが、不安視されるのが守備力の低下だ。阪神は今シーズン、リーグワーストの「102」の失策を記録。シーズン中は失策絡みの失点が多くみられ、敗戦に直結した試合は決して少なくない。来シーズンの大きな課題となるのが、失策と失点を減らすこと。リーグトップの投手力を誇るだけに、守備力強化がV奪回への大きなカギとなる。

   新外国人の加入について阪神OBは「球団の期待はかなりのもの。バースは大袈裟にしても30本近くは期待している。ただボーアが加入することによる守備の配置が気になります。ボーアはファーストで固定となりますが、マルテはサードか外野に限られるので、そうなると大山の起用はどうなるのか。キャンプでそれぞれの適性をジャッジすると思いますが、今シーズンのエラー数をみると不安要素でもありますね」と指摘する。

   甲子園は浜風によって左打者には不利とされるが、広角に打球を飛ばすパワーと技術を持ち合わせるスラッガーに不安はなさそうだ。マルテ、ボーアのダブル先発起用、そしてこれに大山が絡んでくれば打線により厚みが増すのは間違いないだろう。「バースの再来」の呼び声高い新大砲が阪神の救世主となるのか。虎党の期待はふくらむ。

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