事実上の活動休止状態に追い込まれている日韓合同ユニットIZ*ONE(アイズワン)をめぐる影響がさらに広がっている。
メンバーの宮脇咲良さん(21)のラジオ番組(21=HKT48メンバーとしては活動休止中)「今夜、咲良の木の下で」(bayfm)は休止が決まり、配信が止まっていたファン向けの有料メールは新規購読と、既存利用者の自動継続が停止されることになった。
ラジオ番組は2連続でAKB48メンバーが代役を務め、2019年11月28日未明放送分では横山由依さん(26)が登場。WIZ*ONE(ウィズワン)と呼ばれるIZ*ONEファンからのメールを声を詰まらせながら読み上げ、「皆さん、咲良が、そしてIZ*ONEが戻ってくるまで、待っていてくださいね」などと訴えた。
「IZ*ONEの咲良を、すごく誇らしく思っている」
番組は、宮脇さんがHKT48で活動していた17年4月にスタート。IZ*ONEは韓国を拠点に活動しているため、宮脇さんのIZ*ONE入りが決まった際には存続が危ぶまれた。だが、IZ*ONE入り後もHKT48メンバーが3回代役を務めた以外は、日韓を往復しながら収録に臨んできた。
「撮り貯め」してあった宮脇さんによる出演は2019年11月14日未明分が最後で、11月21日未明の放送分にはAKB48グループ総監督の向井地美音さん(21)が出演。2週連続の代役出演だ。
宮脇さんと横山さんは、ともにAKB48の選抜メンバーとして活躍した間柄で、横山さんは「IZ*ONEの咲良を、すごく誇らしく思っている」。IZ*ONEのコンサートにも出向いたといい、
「本当に咲良がかっこよすぎて、私は本当になぜか、親のような気持ちで涙が出そうになりました」
などと話した。
番組終盤では横山さんがメールを読みながら声を詰まらせる場面もあった。宮脇さんは毎週の番組を
「来週もこの時間に、咲良の木の下で、あなたを待ってます!」
という一言で締めていた。声を詰まらせたのは、この「あなたを待っている」という言葉について韓国のリスナーが寄せたメールだ。その内容は
「私は、自分の頭の中に、なぜこの言葉が引っかかるのかよく分からなかった。しかし、初めてやっとわかりました。今、私たちがあなたにしてあげたい言葉です(原文ママ)。どのくらいの時間がかかるか知らなくても、いつもあなたを待っています」
というもので、横山さんは
「これからも、時間がかかっても、咲良がまたキラキラ輝いている姿を見るのを楽しみにしているので...。咲良、待ってるからね」
と応じていた。