萩生田文科相、夏の甲子園「無理」の波紋 出場経験者は「誰のための高校野球なのか、考えて」

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高野連「情報を共有している段階。コメントできる状況にない」

   日本高野連によると「情報(萩生田文科相の発言)を共有している段階で、コメントできる状況にはない。(11月)29日に定例の理事会が行われるが、20日に行われた有識者会議での答申、そのほか議論すべき課題がたくさんある。その話(萩生田文科相の発言)には言及しない」とした。

   高校野球の名門である横浜高(神奈川)野球部OBで、主将を務めた50代の男性にも話を聞くことができた。甲子園出場経験もある同氏は、

「誰のための高校野球なのか...ということを考えてほしい。真夏の甲子園で輝くことを目標にして、強豪校を選ぶ選手にとっては『夏の甲子園を目指して輝いて、何が悪いんですか?』という話だし、逆に『高校では甲子園に出られなくても、将来、社会人やプロで』と思う子どもたちもいる。要は、複数の選択肢の中から『自身で選んでいる』だけにすぎない。それを、周囲の大人が、先のことばかり考えて、外野からとやかく言うのは...どうかと」

(J-CASTニュース編集部 山田大介)

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