高橋洋一の霞ヶ関ウォッチ
前夜祭、シュレッダー... 桜を見る会「矮小化」する野党の追及

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まるで「シュレッダーを見る会」のよう

   他にも、シュレッダー疑惑もあるという。共産党から資料要求があった5月9日に招待名簿をシュレッダーで廃棄したことから、野党は国会での追及を避けるために意図的に廃棄したとみている。

   ただし、このシュレッダーは予約制で、予約日が資料要求日と同じなら問題だろうが、予約日は連休前なので、野党のロジックは破綻している。しかも、わざわざシュレッダーを野党議員が視察する必要もないだろう。まるで「シュレッダーを見る会」のようだ。

   桜を見る会に、過去には反社会勢力の人も参加していたという批判もある。たしかに、招待基準が甘いと問題の人も入る余地があるので、前回の本コラムで書いたように招待基準の見直しは是非行うべきだ。


++ 高橋洋一プロフィール
高橋洋一(たかはし よういち) 元内閣参事官、現「政策工房」会長 1955年生まれ。80年に大蔵省に入省、2006年からは内閣参事官も務めた。07年、いわゆる「埋蔵金」を指摘し注目された。08年に退官。10年から嘉悦大学教授。著書に「さらば財務省!」(講談社)、「『バカ』を一撃で倒すニッポンの大正解」(ビジネス社)、「韓国、ウソの代償」(扶桑社)など。


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