特任准教授問題、東大が学生に謝罪メール 「注意指導繰り返すが削除されず」「到底許容できない」

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「私自らが断固として差別と闘うことを表明するメッセージとはなっていませんでした」

   東大は28日、ふたたび学府長名義で声明を出した。24日の表明では「私の大切な学際情報学府の学生たちの気持ちに寄り添い、学環・学府長として私自らが断固として差別と闘うことを表明するメッセージとはなっていませんでした」と説明が不十分だったとして、26日に学環・学府の全学生宛てにメールを送っていたと明かした。本文は次の通り。

学際情報学府の学生の皆さん
SNS上において、情報学環の大澤昇平特任准教授による不適切な書き込みがありました。これには特定の国籍または民族による差別が含まれており、学環学府として到底許容できるものではありません。これらの書き込みは、学環学府や東京大学の信用と構成員のみなさんの心を傷つけたものと思います。学環学府の責任者として、深くお詫び申し上げます。東京大学は学問の府として、東京大学憲章に基づく倫理を守り、いかなる種類の差別も認めない方針で教育・研究活動をおこなってきました。それにも関わらずこうした事態となったことを本当に残念に思います。問題発覚後、書込みの削除を含む注意指導を繰り返しおこなっていますが、まだ削除されておりません。今後もみなさんが安心して勉学に取り組めるよう、適切かつ厳正な対応をできるだけ早くとってまいります。
情報学環長・学際情報学府長
越塚登
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