「彼はどんなつらいことでも逃げなかった」
しかし、ここから桑野の祝辞は「超展開」を見せる。15年前、英治が何もできない新人として桑野の事務所に入ったことを語り始めた桑野は、「ただ1つ、彼はどんなつらいことでも逃げなかった」と、英治の忍耐力を称賛。「そんな彼の力もあって何とかここまでやってこれたわけです」と、英治が事務所の原動力となっていったと賛辞を贈ったのだ。
さらに、桜子に対しては、「(英治が)桜子さんに責められても、絶対に逃げないでしょう」と、夫婦仲が悪化しても英治の忍耐力で乗り切れると保証。「桜子さん、英治をお願いします」と述べると、続けて、「英治、おめでとう」と祝福したのだった。師匠である桑野からの温かい言葉を聞いた英治は涙ぐむ様子を見せると、画面は13年前の前作「結婚できない男」で放送された、桑野と英治が事務所内で仕事をするシーンが走馬灯のように流れたほか、画面が式場内に戻ると、先程の式場内とは打って変わって桑野に温かい視線と惜しみない拍手が贈られたのだった。
これら、桑野の祝辞のシーンに対しては、「まだ結婚できない男のドラマを見ながら泣いてしまった」といった視聴者からの絶賛がツイッター上に殺到。「英治くんとの絆がよくわかる、人間桑野の回でした」と、桑野の人間味を感じたとする声も上がっている。
なお、祝辞のシーンはこのあと、桑野が、「そんな2人に、今日は、3つの『袋』を贈りたいと思います」と、桑野が結婚式の常套句を用いて祝辞の続きを述べ始める一幕があったが、祝辞のシーンはここで終了。ただ、そのあとに映った吉山が披露宴の感想を述べるシーンでは、「桑野さん、やればできるじゃない」との言葉が飛び出しており、おかしなことは言わなかったことが明かされていた。このため、ツイッター上には「今日の桑野さんの結婚スピーチ、あのまま終わらないと思ったけど、"3つの袋"で大爆笑」と、当該シーンに満足したとの感想が上がるなどしている。
(J-CASTニュ-ス編集部 坂下朋永)