井上とドネアは再び伝説を作るのか? F原田、辰吉、西岡、長谷川...再戦で振り返るバンタム級系譜

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長谷川VSウィラポン再戦は年間最高試合に

   長谷川とウィラポンが再び対戦したのは、2006年3月25日に行われた2度目の防衛戦。世界王者として自信を付けた長谷川が、前回以上に攻勢に出た。6回にダウン寸前まで追い込み、9回に右フックでダウンを奪いTKO勝利。長谷川VSウィラポンとの再戦は2006年度の国内における年間最高試合に選出された。

   バンタム級にこだわりながらも1つ上の階級で世界王座を獲得した西岡。その西岡を倒したのがドネアだ。2012年10月13日、米カリフォルニア州で行われた一戦は、西岡のWBCのベルトと、ドネアが持つWBOのベルトがかけられた王座統一戦として開催された。当時、西岡は36歳。ドネアは29歳と全盛期を迎えていた。試合はドネアの強打が爆発し、9回TKOでドネアがベルトを統一。この試合を最後に西岡はグローブを置いた。

   今月37歳の誕生日を迎えたドネア。かつて日本のエースを粉砕し、軽量級「最強」の称号をほしいままにした。そのフィリピンのレジェンドが新たな日本のエースと拳を交え、いまなお世界トップクラスの力を証明した。一方の井上は驚異的なスピードで世界の頂点に駆け上がり、パウンド・フォー・パウンド(PFP)ランキングで「世界最強」に手が届くところまで来ている。26歳「モンスター」と37歳「レジェンド」の再戦を世界中のボクシングファンが待ち望んでいる。

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