出資元企業も「いかなる差別にも断固反対する立場」
大澤氏が代表を務める会社「Daisy」に出資するリミックスポイントも25日、「当社出資先の代表者によるSNS等への投稿に対する見解」と題したお知らせ文を発表した。
同社は「当社の出資先企業の代表者が、SNS等において、特定の個人、特定の国やその国の人々に関する不適切な内容の投稿を複数回行いました。当該投稿は、かかる代表者個人によるものであり、当社グループの活動とは一切関係ございません」とことわった上で、「当社グループでは、グローバルに展開している事業を有し、かつ、国籍の異なる多様な人財が従業員・パートナーとして活躍しており、当該投稿は当社グループのビジョン・見解とは反するものと考えております」と主張。「当社は当該出資先企業に対してあくまでマイノリティ出資をしているにとどまりますが、今回の件に関しては、改めて代表者から意見を聴取し、事情を調査・確認したうえで、当社としての対応を図ってまいりたいと考えております」と見解を示した。
また同社は、「いかなる差別にも断固反対する立場をとっております。今回の当社の出資先企業代表者による投稿の内容は誠に遺憾であり、また、一連の投稿で不快に感じられた方々に深くお詫び申し上げます」と謝罪した。同社にも25日、電話取材を試みたが、担当者は「終日外出している」とのことだった。
J-CASTニュースでは25日昼ごろ、Daisyの広報担当者を通じて、大澤氏への取材を申し込んだ。ツイッターで書き込んだ「弊社 Daisy では中国人は採用しません」、「中国人のパフォーマンス低いので営利企業じゃ使えないっすね」、「そもそも中国人って時点で面接に呼びません。書類で落とします」などのツイートや、書き込みの削除や発言の撤回の意向があるかなどを質問したが、回答期日の25日19時までに返事はなかった。
(J-CASTニュース編集部 田中美知生)