元ラグビー日本代表主将で、TBS系ドラマ「ノーサイド・ゲーム」では俳優として活躍した廣瀬俊朗氏が、2019年11月23日に放送された日本テレビ系バラエティー「メレンゲの気持ち」で、知られざる私生活をオープンにした。
「体にいいものを食べて、仕事にスポーツに...」
廣瀬氏といえば、大阪の名門校である北野高、慶応大、東芝、そして日本代表のいずれでも主将を務めてきた。プレーはもちろん、その頭の良さとキャプテンシーは、前日本代表HC(ヘッド・コーチ)のエディ・ジョーンズ氏をして「彼ほどのキャプテンは見たことがない」と言わしめた人物である。
そんな廣瀬氏は「発酵食品」が大好きだと番組で語った。初公開となった自宅の朝食風景では「豆乳ヨーグルト」に「甘酒」(いずれも発酵食品)を加えたものを自分で混ぜ、
「おいしい。健康的でいいですよ」
と、食べながら笑顔を見せた。
確かに発酵食品は、体内の善玉菌を増やし、胃腸などの活性化が見込まれるとされている。廣瀬氏は、かつてのイベントでも発酵食品の大切さをこう力説した。
「発酵食品は体にいい。体にいいものを食べて、仕事やスポーツに頑張っていただきたい。できれば、世界中の人に知ってほしい」
加えて、自宅にあるワインセラーも紹介。ワインも発酵食品の一種で、一説によると約8000年前のコーカサス地方(ユーラシア大陸の黒海とカスピ海の間にある地域)で生まれたそうだ。発酵食品は、現役を引退した今も「いきいきと生活できる源」だと話し、このほか「キヌア(キビやアワ、ヒエと同様の雑穀類)」や「EPA(青魚等に含まれる血液をサラサラにする成分)」といった健康食を頻繁に摂取していると語った。
また、現在は同じく発酵食品である「味噌」に興味があると言い、スタジオで共演した久本雅美さん、いとうあさこさんらとプリン、パンデロウ(ケーキ風のお菓子)といった「味噌スイーツ」を一緒に食した。かつてイベントでは「味噌汁バーとか、受けるんちゃうかなって思って」と話している。スイーツを食べた廣瀬氏は、
「どんな味かな...って思って、リサーチしています。味噌関連の商売、できひんかなって」
久本さんらに「商売かい!」と突っ込まれ、苦笑いしながら、その味をかみしめていた。
「意外と転がされている方が...」ラガーマンをゲットする秘訣
現在はテレビやイベント、講演等に引っ張りだこだが、番組では女性ゲストから「ラガーマンと結婚するためには?」という質問も飛んだ。廣瀬氏は、
「意外と、転がされている、遊ばされるとうれしい気がする。安心してラグビーに取り組めるし。ラグビーの友達も大事にしたいし。そこで『ダメ』とか言われると...友達、大事やのに、ってなる。『あんた、帰ってきたらいいやん』ぐらいな感じでコントロールしてくれた方がいい」
との考えを披露した。
ラグビーファン以外にまでその名をとどろかせたのが、ドラマ「ノーサイド・ゲーム」の浜畑譲役だった。普段でも電車移動だという廣瀬さんは、こう明かした。
「道を歩いていても『浜畑』しか呼ばれなくなって。でも(解説を務めた)W杯が終わって、やっと『廣瀬=浜畑』というのが一緒になって」
また面白いエピソードとして、現日本代表の主将であるリーチ マイケル選手の話を挙げた。廣瀬氏とリーチ主将は、東芝時代もチームメイトで、代表では廣瀬氏の後にリーチ選手が主将に就任した、という経緯もある。ところが...。
リーチ主将も「ノーサイド・ゲーム」を見ていたのであろう。W杯終了後に話したという廣瀬氏は「(リーチから)廣畑さん、廣畑さん」と呼びかけられたのだそうだ。確かに頭文字は「H」で似てはいるが...。リーチ主将独特のジョークだったのかもしれない。
(J-CASTニュース編集部 山田大介)
(キャプション) 「発酵食品」の重要性について語る廣瀬俊朗氏