後発コンテンツめぐり議論も
ラップ・ヒップホップ・EDMと音楽界のトレンドを吸収するキャラクターコンテンツが続くと、19年11月に「HIPHOPメディアミックスプロジェクト」として「Paradox Live(パラドックスライブ=パラライ)」の始動が発表された。Paradox Liveには14人のキャラクターが登場し、12人の声優と、さらに2人の歌い手(96猫さん・志麻さん)がキャラクターを演じることが特徴だ。
一方でこのParadox Liveの詳細が発表されると、ヒプノシスマイクとの類似点を指摘する意見がネットユーザー、特にヒプノシスマイクのファンから出始めた。ヒプノシスマイクと同様、キャラクターがヒップホップ系の楽曲を歌い、チームでバトルを繰り広げるコンテンツという点がやはり大きい。一方で、
「ヒプマイは声優×ラップ音楽原作コンテンツに対して、パラライはHIPHOPメディアミックスコンテンツと全く違う」
「ラップとは言っていないのでブレイクダンスなども含むパフォーマンスなのかもしれない」
「アイドル系が飽和してるところで、オタク向けにヒップホップコンテンツという選択肢が別に普通になるって誰が予想しただろうかwいつかコンテンツ同士でラップバトルしてほしいw」
という見方も声優やアニメソングのファンから出ている。様々な感想・意見が飛び交いつつも、声優がヒップホップを歌うこと自体は受け入れられている様子だ。コンテンツの林立は需要の裏返しともいえ、先発組の成果がうかがえる。