「シュレッダーのスペックと実際の運用とは違う」
「内閣府は、部局数も多く、シュレッダーを使用する職員も多いので、終日シュレッダーが使われることもしばしばあります。大規模な人事異動がある3月末や12月末は込み合いますが、それ以外も異動があったり、書き損じたものをまとめて処理したりすることもあるでしょう。使用する職員も、都合のいい日時がありますので、順番を待つことはあると思います」
高性能機種で時間がかからないのではとの指摘については、こう言う。
「数年前の導入で老朽化して性能が落ちており、まとめて処理すると紙が詰まることもあります。処理後の紙を入れる袋の交換に時間がかかったり、使い方に慣れない職員もいたりすることもありますので、シュレッダーのスペックと実際の運用とは違いますね」
11月20日の衆院内閣委員会では、招待者名簿の電子データも、紙と同じ時期に消去したと説明している。
ただ、電子データは、ハードディスクが壊れていない限り、データを復元できるともされている。報道によると、野党側は、復元したデータを国会に提出することを政府に求めた。
ニュースサイトのコメント欄などでは、「招待状の印刷とかは業者に発注しているのでは?名簿はどこかに必ずある」「セキュリティとか考えると、会場となったホテルでも名簿管理してると思うんだけど」といった指摘も出ていた。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)