「岡本社長は?」「佐野史郎は?」 年末の「笑ってはいけない」に視聴者アレコレ

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   大晦日の人気番組である、「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」(日本テレビ系)の「笑ってはいけないシリーズ」。2019年11月21日には今年も放送があることが発表され、視聴者を沸かせている。

   あるツイッターアカウントは、「今年も笑ってはいけないの季節が来たな」と、シーズン到来を実感したと感想を投稿。また、別のアカウントは「12月31日の勤務がどうなるのか気になる・・・・」と、早くも仕事のシフトを意識し始めるなど、視聴者からの反応は上々だ。ただ、今年に関しては例年と違う反応も見られるのが特徴だ。

  • 「ガキ使」に出演する松本人志さん(2016年撮影)
    「ガキ使」に出演する松本人志さん(2016年撮影)
  • 「ガキ使」に出演する松本人志さん(2016年撮影)

「笑える状態になってないでしょ」

   例年にない反応として目立つのが、やはり、7月に発生した吉本興業を「震源地」とする反社会勢力問題と「闇営業」問題だ。同月22日には事態を収拾すべく同社の岡本昭彦社長が記者会見を開いたが、要領を得ない回答が目立ち、「あまりにも酷い」と、かえって視聴者の不評を買う結果に。そのためか、今年は放送を喜ぶ声に交じって、「吉本闇営業のせいで岡本ネタが笑える状態になってないでしょ」と、問題解決なくして笑いなしとする声が上がっている。

   また、今年の番組収録をめぐっては、撮影の最中に俳優の佐野史郎さん(64)が腰椎圧迫骨折の重傷を負ってしまう事態となったが、これについても、「笑ってはいけないじゃなくて笑えないになりそうだ」と、佐野さんの出演シーンが放送された場合の社会的影響を危惧する声が上がるなど、例年とは違う様相を呈している。

   ただ、これらの声に交じって、それでも番組の放送は行うべきだとする声も上がっている。あるアカウントは、「今年の笑ってはいけないは岡本への禊のタイキック期待してるんですけどね~」と、岡本社長を「懲罰」することで、番組が放送に堪え得る状況になるとする考えをツイート。また、別のアカウントも、「お怪我の所ですが、やっぱり放送して欲しい......!佐野さんの頑張りを是非!」と、その姿を見たいとするツイートを行っている。

岡本ジグソーパズルに「笑った」

   これら、例年とは違って番組への期待の声の中に懸念の声が混ざる事態となっているが、それでも、やはり「放送する」というのが落としどころとして適切だったのではないだろうか。というのは、9月8日に放送された「ガキ使」の通常放送の際に、岡本社長の会見写真を使ったジグソーパズルが出てきた際、視聴者からは「笑った」といった声が上がるなど、その内容に満足したとの声が視聴者から上がったからだ。

   また、佐野さんの負傷に関しては、事故があったことが発表された際に、佐野さんが「番組放送に関しましては、私の負傷で笑えない状況にならないよう放送されることを、心より願っております」とコメントしていた以上、やはり、本人の意志を尊重した対応が一番、視聴者として納得できる着地点と言えるのではないだろうか。

   番組の放送が、例年通り笑って楽しめるものになることを多くの視聴者が期待している。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

姉妹サイト