来季はローテの主軸として期待
外国人投手に目を向けると、メルセデスのコストパフォーマンスの良さが際立っているのが分かる。年俸1億1000万円のテイラー・ヤングマン(29)は10試合に登板して3勝4敗。防御率は6.09と振るわず、今シーズン限りでの退団が濃厚となっている。新加入のライアン・クック(32)は守護神として期待されながらも、わずか13試合の登板にとどまり、1億4000万円(金額はいずれも推定)の年俸に見合った成績は残せなかった。
菅野、山口らに実績ではかなわないものの、着実にキャリアを積んでいるメルセデス。目標の2ケタ勝利まであと一歩のところまで来ている。昨年の契約更改後には、主力投手陣との年俸の開きにG党から「年俸が低すぎる」、「もっと年俸を上げてほしい」との声が殺到し、メルセデスに同情的だった。
来シーズンは、ポスティングシステムを利用してMLB挑戦を表明している山口がチームを去る可能性が高く、ローテーション投手としてメルセデスにかかる期待は今年以上のものがある。12球団の中でもトップクラスのコスパの良さを誇る年俸860万円左腕の契約更改はいかに...。多くのG党が注目している。