相鉄、平日夕方の「女性専用車」消える JR直通で「一旦取りやめ」へ

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   神奈川県の大手私鉄・相模鉄道(相鉄)は、2019年11月30日からJR東日本との相互直通運転を開始する。その影響で12月2日から、平日夕方ラッシュ時の「女性専用車」が取りやめとなる。

  • JRに合わせて女性専用車の運用が大幅に変わる相鉄
    JRに合わせて女性専用車の運用が大幅に変わる相鉄
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再開は「お客様からのご要望があれば検討する可能性はあります」

   相鉄駅構内などに掲示されている、乗客への「お知らせ」では、相鉄・JR直通線の列車にも朝ラッシュ時に女性専用車を導入し、同時に従来の女性専用車の運用も変更するとしている。従来は横浜方面から4両目、4号車に設定し、朝は横浜着7時~9時30分、夜は横浜発18時以降の列車で運用していた。

   これがダイヤ改正後は、位置と時間帯に大幅な変更が生じる。改正後は海老名・湘南台方先頭の10号車(8両編成の場合は8号車)に位置が変わり、横浜着7時~9時の列車と、JRに直通し大崎に7時20分~9時30分の間に到着する列車で適用となる。改正後、相鉄では全線で夕ラッシュ以降の女性専用車運用は廃止となる。関東の鉄道では夕時間帯以降の女性専用車は埼京線(大宮・川越方面)と京王線(下り新宿~調布間)に適用例があるが、一度定めたものを縮小するのは珍しいケースだ。

   J-CASTニュースが11月22日、女性専用車設定の縮小経緯を相鉄に取材すると、まず直通先のJR東日本との調整の結果という趣旨の回答があった。4号車から10号車・8号車への位置変更は、もともと大崎・新木場寄り先頭に女性専用車を設定していたJR埼京線に合わせた形だという。横浜方面の列車と直通線方面の列車で位置が違っては乗客にも紛らわしいため、統一することになった。

   一方夕ラッシュ時の女性専用車廃止については、「直通開始によりお客様の流動が変わると推測され、横浜方面からの列車についても混雑の緩和が予想されるため、一旦取りやめとしました」と答えている。再開の可能性については、相鉄は「まだ改正前であり、全く何も決まっておりませんが、お客様からのご要望があれば検討する可能性はあります」としている。

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