bayfm番組が韓国でトレンド入り IZ*ONE宮脇咲良への「代役」放送で...感謝の書き込み次々

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   日韓合同ユニットIZ*ONE(アイズワン)が事実上の活動休止状態に追い込まれ、その影響が日本でも出始めている。そのひとつが、メンバーの宮脇咲良さん(21=HKT48メンバーとしては活動休止中)のレギュラー番組「今夜、咲良の木の下で」(bayfm)だ。

   「撮り貯め」してあった分は2019年11月14日未明分が最後で、11月21日未明の放送分にはAKB48グループ総監督の向井地美音さん(21)がピンチヒッターとして登場。応援メッセージと過去のIZ*ONEの楽曲をひたすら流す異例の構成で、ラジオ局としては「苦肉の策」だ。それでもファンにとっては貴重な情報発信で、韓国では番組名がツイッターの「トレンド」入りするほどの反響が広がった。

  • IZ*ONE(アイズワン)の宮脇咲良さん(2018年12月撮影)
    IZ*ONE(アイズワン)の宮脇咲良さん(2018年12月撮影)
  • IZ*ONE(アイズワン)は日韓から12人が選ばれた(2018年12月撮影)
    IZ*ONE(アイズワン)は日韓から12人が選ばれた(2018年12月撮影)
  • 「さくのき」のハングル表記が韓国のトレンドで11位に入った
    「さくのき」のハングル表記が韓国のトレンドで11位に入った
  • IZ*ONE(アイズワン)の宮脇咲良さん(2018年12月撮影)
  • IZ*ONE(アイズワン)は日韓から12人が選ばれた(2018年12月撮影)
  • 「さくのき」のハングル表記が韓国のトレンドで11位に入った

「プロデュースX101」めぐる疑惑が「飛び火」

   一連の問題の発端は、19年5月から7月に放送されたオーディション番組「プロデュースX(エックス)101」。視聴者投票でデビューするメンバーを選ぶ企画だが、大方の予想に反して有力候補が脱落したことで「投票操作」疑惑が持ちあがり、番組を放送したテレビ局が警察に捜査を依頼。19年11月に番組担当プロデューサーのアン・ジュンヨン、チーフプロデューサーのキム・ヨンボム両容疑者が詐欺などの容疑で逮捕された。

   韓国メディアによると、容疑者は取り調べの過程で、IZ*ONEメンバーとしてAKB48グループからも含め12人が選ばれた番組「プロデュース48」などについても投票操作を認めたという。この影響で、韓国では出演イベントが中止になったり、メンバーが出演していたテレビ番組が再編集されたりする影響が出ている。

「メンバーは誰も悪くない。今までの努力は消えない」

   番組ブログによると、「ギリギリまで、スケジュールの調整」が行われ、向井地さんが番組を収録したのは11月20日の午前中。向井地さんは

「ご存じのとおり、IZ*ONEの活動に専念している咲良さんですが、今回はどうしても収録に参加できず、私が代役として、『今夜、咲良の木の下で』に参りました!」

などと事情を説明した。さらに、デビュー曲「La Vie en Rose」を流したりしながら、

「IZ*ONEの活動が、1日でも早く再開しますように」
「メンバーは誰も悪くない。今までの努力は消えない。この12人じゃなきゃIZ*ONEじゃない」

といったリスナーのメールを紹介した。メールは米国、香港、台湾、インドネシア、オーストラリアなど世界各地から届いているといい、韓国から翻訳機を使って書かれたという、こんなメールも読まれた。

「すべてがうまくいくことを願っています。私はあなたを待って、再びあなたが舞台で輝くのを待っています」

「ファンになって本当によかった。いつまでも待ってます」

   向井地さんと宮脇さんは同い年だが、宮脇さんの方が1年半ほどデビューが早い。向井地さんの宮脇さん評は、「いつでも努力を惜しまなくて、自分をみがくことにすべてをかけている人」。「咲ちゃんのことを心から尊敬」しているとして、テレビドラマ「豆腐プロレス」(2017年、テレビ朝日)の共演でお互いの距離が近くなったエピソードを交えながらエールを送った。

「そんな咲ちゃんがね、今はね、離れた場所でも、また頑張っていることを日本から見て応援していますし、私たちAKB48メンバーも、みんなIZ*ONEのことを応援しています。ぜひ、IZ*ONE 12人のパフォーマンスがまた見られることを楽しみにしています」

   番組終了から30分が経過した深夜1時過ぎには、番組の愛称「さくのき」のハングル表記が韓国のツイッタートレンド11位に浮上。

「さくのき製作スタッフの皆さん、本当にありがとうございます。大切な話を感謝します」
「ファンになって本当によかった。いつまでも待ってます」(原文はともに韓国語)

といった、bayfmスタッフや向井地さんに感謝する声が相次いだ。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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