2019年11月中旬の週末の日本を騒がせた「沢尻エリカ逮捕」のニュース。週明けになっても次から次へと続報が世間を駆け巡っているが、そんな中、鳩山由紀夫元首相が18日夜に行ったツイートが話題を呼んでいる。
ラサール石井さんら発言で注目されていたが...
鳩山元首相はこの日の22時台、
「沢尻エリカさんが麻薬で逮捕されたが、みなさんが指摘するように、政府がスキャンダルを犯したとき、それ以上に国民が関心を示すスキャンダルで政府のスキャンダルを覆い隠すのが目的である」
とツイート。「みなさんが指摘するように」や「政府がスキャンダルを犯したとき」という部分が何を意味するのかについての明確な説明はないが、それでも、沢尻エリカ容疑者(33)が逮捕された事案が、世間の人々の耳目を別の何かから反らすための「目くらまし」であると主張するツイートとみられる。同ツイートでは続けて、
「私も桜を見る会を主催したが、前年より招待客を減らしている。安倍首相は私物化し過ぎているのは明白である」
ともつづっており、そこから判断するに、どうやら「政府がスキャンダルを犯したとき」というのは、政府主催の「桜を見る会」をめぐる一連の騒動を指しているようだ。
一連の問題をめぐっては、タレントのラサール石井さん(64)も「まただよ。政府が問題を起こし、マスコミがネタにし始めると芸能人が逮捕される。これもう冗談じゃなく、次期逮捕予定者リストがあって、誰かがゴーサイン出してるでしょ」と、具体的な名前は挙げないながらも、鳩山元首相に近い発言をしている。
芸能ニュースを使って政治的問題を「隠している」という主張は、今回に限らずネット上ではしばしば起きるが、「元首相」が言及するのは異例だ。これは、政界を揺るがす爆弾発言なのか――?