「ドラッグの役だからドラッグやります、じゃないよね?」 沢尻エリカ逮捕で「2か月前のトーク」話題に

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   俳優・沢尻エリカ容疑者(33)が合成麻薬MDMAを所持したとして麻薬取締法違反容疑で2019年11月16日に逮捕されたことを受け、沢尻容疑者が約2か月前に出演したトーク番組での振る舞いがインターネット上で再注目されている。

   それは9月22日放送の「ボクらの時代」(フジテレビ系)でのこと。映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」公開直後のこの時、監督の蜷川実花さん、主演の小栗旬さん、主要キャストの沢尻容疑者が出演した。演技について語る中で、小栗さんから「ドラッグの役だからドラッグやりますとか、そういうことじゃないよね、と」という言葉が飛び出す場面があった。

  • 沢尻エリカ容疑者(2010年撮影)
    沢尻エリカ容疑者(2010年撮影)
  • 沢尻エリカ容疑者(2010年撮影)

「『いろんな想像力で補いましょう』というのが、一番重要になっていく」

   3人でトークを展開した同番組。演じる中で役に「入り込む」あまり、「フィクションとリアルの境界線があいまいになる?」と蜷川さんが聞くと、俳優2人は「あるある」と頷いた。小栗さんは20代のころ「毎日その人(共演者)のこと考えてたこともあった」とし、「人間って正直そこまで強くないじゃないですか、心が。とてつもなく繊細で、心が弱くて、でもだからこそ別人格を演じることに命を懸けているから、気が付くと何かを頼ってしまう瞬間がたぶんあると思う」と考察した。

   さらに、「絶対に日本では良くないと思うけど、役者がそれでオーバードーズみたいになって死んでしまうようなことは...あるよなと思うわけ。例えば最近で言えばヒース・レジャー(編注・急性薬物中毒で死去)だって、あの(映画『ダークナイト』で演じた)『ジョーカー』を生んだとなったら、なるよ。だって現実がどこかって分からなくなっちゃうんだもん」と述べると、沢尻容疑者は「まあそれが恋愛だったりとか。人って絶対何かに依存しているわけだから」と一言。

   これに小栗さんが

「でもそれで一番重要なことは何かというと、じゃあ『人を殺した経験ありますか?』ってところに行き着いた結果、僕らは人を殺したことはないけど、人を殺す役をやらないといけないというのが、最終的に一番究極で悩まなければいけない部分だと思う。となると、他のそういうことだって、じゃあ『ドラッグの役だからドラッグやります』とか、そういうことじゃないよね、と」

として沢尻容疑者のほうにチラリと視線を向けた。

   沢尻容疑者は、テーブル上のグラスに入った水を飲んだ。小栗さんは「ということは『いろんな想像力で補いましょう』というのが、一番重要になっていくよね」と持論を展開。沢尻容疑者はグラスを置き、言葉を発しないまま「うんうん」と頷いた。

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