テレビ局が仕掛ける2つのバンクシー展、実はどっちも「非公認」 本人からも「フェイク」揶揄されるが...

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「展示作品は公認」「著作権はクリア」

   世界各国のバンクシー展については、本人のものとされる公式サイトでは、同意したものではないと明かしている。自身の関わりなどなく組織化されており、それなりに見てほしいとして、テレ朝関連の海外展も含むそれぞれの展示会を「フェイク」だと揶揄した。

   バンクシー関連の著書が多いライターの鈴木沓子さんが11月9日、こうした事情をツイッターで投稿し、2000件以上もリツイートされたことをきっかけに、展示会のあり方が論議になっている。

   テレ朝など主催の展示会は、「UNAUTHORIZED EXHIBITION」(=無許可の展示会)となっている。バンクシー非公認であることを認めた形で、展示会のPR事務局は11月14日、J-CASTニュースの取材にこう説明した。

「バンクシーの言う『フェイク』がどういった意図なのかは分かりませんが、展示作品は公認されており、コレクター所有のライセンスがあるものになります」

   日テレ展示会のPR事務局に15日に聞くと、カナダ・トロントで18年にあったBANKSY展を日本に招いて開くと説明した。

   このBANKSY展の公式サイトでも、展示会は「UNAUTHORIZED」と説明しており、バンクシーとされる公式サイトでは、同様にフェイクだとしている。日テレ展示会の事務局では、「コレクターから貸し出しを受けたバンクシー作品で、著作権などはクリアされています」と話している。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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