鉄道部品売りに出したら...突如降りかかった「盗品疑惑」 業者は「潔白」訴え、JR北にも情報提供済

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JR北から問い合わせ、必要なら現物見せる

   ネット上の事態を知った出品者は「やましい物ではないということで、今の状況に困惑している様子」(担当者)だった。出品者からは商品を返してほしいなどの要求もなく、むしろ「シリアル番号も打ってあるからJR北海道に提供して調べてもらっていい」と提案された。同社からの「販売をいったん取り下げ、1か月ほど保管させてほしい」という提案も了承。「誠実に対応してくれています」と担当者は話す。

   一方、JR北海道から14日朝、この商品に問い合わせがあったという。

「購入目的は注文時には明かしてもらっていませんが、16年の盗難事件の盗品かどうかを検証するためだと思いました。ですから、指摘を受けていることや、潔白であることなどをすべて説明し、出品者の意向も伝えました。その上で、細部が分かる写真やシリアル番号をJR北海道様に提供し、調べてもらうようにしました。もちろんお金は頂いていません」(担当者)

   商品の現物はフレイトライナー側で保管しているが、もしJR北海道が現物を見たいとなれば、実際に見に来てもらうことも検討する。盗品かどうかの結果が出るまでは1か月程度を見込んでいる。

   J-CASTニュースはJR北海道に対し、(1)フレイトライナーに今回の商品を注文したか(2)商品写真やシリアル番号などの提供を受け、盗品かどうかを調べているのは事実か――などについて取材を依頼したが、同社広報は15日、「2016年に留萌駅で盗難があったのは事実だが、調査中なので回答は控える」とするにとどめた。

(J-CASTニュース編集部 青木正典)

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