飯塚容疑者の代理人の1人「コメントは特にありません」
また、松永さんは、「こんなこと本当はあんまり言いたくない」とした上で、「ほかの高齢者の方を巻き込まないであげてほしい」と訴えていた。
「今回の事故は、確かに高齢者ドライバー問題と社会的に考えなくてはいけない、そう思っています。ですけど、今回の事故を、普通の『高齢ドライバー問題』と呼ぶには、次元が違いすぎる。そういった意味で、ほかの高齢者を巻き込まないであげてほしい。日夜、メーカーの方々は、安全な車を作ろうと努力されていると思います。開発されている方々も。確かに完璧なものではないのかもしれないですけど、そういった努力をされている方々に対しても、とても失礼だと思います」(松永さん)
代理人の高橋正人弁護士も、「『安心して運転できるような車を作ってほしい』というのは、被害者本人や被害者でも加害者でもない第三者が言う言葉であって、加害者がいう言葉じゃない」と指摘。「たとえが悪いかもしれませんけど、住居侵入した犯人が、後から『セコムさん頑張ってくださいよ』というのと全然変わらないじゃないですか。あれは、加害者の言う言葉じゃないですね。何も反省していないと私は思いました」と非難した。
飯塚容疑者が書類送検されたことを受け、J-CASTニュースでは12日午前、飯塚容疑者の代理人弁護士の1人に取材を申し込んだ。代理人は取材に対し、「まだ捜査段階ですから、コメントは特にありません」などと答えるに留めた。同日、別の代理人が所属する法律事務所にも取材を試みたが、事務局の担当者によると、本人は「来週まで出張」だという。
(J-CASTニュース編集部 田中美知生)