大物不在でも「FAバブル」 鈴木、美馬、福田...マネーゲームが激化

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人気集中の福田は6球団による争奪戦も

   今年のFA市場で一番人気を誇るのが福田だ。今シーズンの年俸が3600万円(金額は推定)で、金銭および人的補償を必要としない「Cランク」のためセ・パ両リーグの複数球団による争奪戦となっている。すでに西武、中日、ヤクルト、ロッテの4球団が交渉を行い、楽天は今後、交渉を行う予定。宣言残留を容認しているソフトバンクは条件を提示しており、古巣を含め6球団が争奪戦を展開している。

   これまで福田と交渉を行ってきた4球団の条件は、それぞれが4年4億円以上を提示したとみられる。これに対してソフトバンクは残留に向けて4年総額5億円程度を用意したとみられる。今シーズンはスーパーサブとしてレギュラーシーズン80試合に出場。ポストシーズンでは勝負強さを発揮しチームの日本一に貢献した。他球団の評価は軒並み高いものとなっているが、ネット上のファンからは「適正な年俸ではない」との声も上がっている。

   鈴木、美馬と交渉している巨人は今後、他球団の動向を伺いながら条件面をつり上げる可能性もある。昨年の丸佳浩外野手(30)のような5年総額25億円超の大型契約はなさそうだが、FAによって高騰するマネーゲームに苦言を呈するファンも。FA選手の年俸はどこまで上がり続けるのか。今後の展開が注目される。

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