気軽にスポーツドライブ楽しめるモデルに
実際にダイハツで商品企画に携わったコーポレート本部商品企画室の相原泰祐さんは「メーカーの垣根を越えて、TOYOTA GAZOO Racingのモータースポーツで培ってきた知見の共有を通じて、アイデアを出し合いながらダイハツが商品化したクルマ、それが『COPEN GR SPORT』」と語る(公式サイトより)。
実際の走りはどうなのか。コペンGRスポーツは専用チューニングのサスペンションや電動パワーステアリングのほか、ボディー補強を行って車両の剛性を高めている。
コペンにはサーキット走行にも耐えうるサスペンションをもった「Sグレード」というスポーツモデルがあるが、GRスポーツはスポーツ性を保ちつつ、乗り心地の面でも改善を図ったという。
トヨタはコペンGRスポーツについて「コペンとGRが理想とする走りの味を融合させた。路面や車体の挙動をダイレクトに感じられ、スポーツカーらしいハードな走りが楽しめる」とコメント。「気軽にスポーツドライブを楽しめるGRのエントリーモデル」に仕上げたという。
コペンGRスポーツは限定販売ではなく、通常販売のカタログモデルとなる。5速マニュアルミッションで243万5000円と、専用チューニングの内容からすると決して高くない。トヨタとダイハツを通じ、軽の専用チューンのスポーツカーが「若者のクルマ離れ」などと言われて久しい日本市場でどれだけ受け入れられるか注目される。
東京モーターショーではコペンGRスポーツのほかにも、スバルの「WRX STI EJ20 ファイナルエディション」「新型レヴォーグ」、ホンダの「新型フィット」「新型アコード」など市販もしくは近日中に市販のモデルが出品され、注目された。