祝賀式典、なかなか終わらない「万歳三唱」いったい誰が? 運営側が明かす真相

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   天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典が2019年11月9日に行われたが、皇居前広場での祝賀式典の最後、「万歳三唱」が何度も続いたことが、インターネット上で注目された。

   「多すぎる万歳三唱に笑った」「結構な国民が??になってるぞ...」といった声から、「誰かが勝手に叫んでいたのか」との推測までさまざまな書き込みがなされている。この万歳三唱の連呼について、天皇陛下御即位奉祝委員会・広報事務局は「予定通りに行われたものです」と答えた。

  • 万歳三唱に合わせて国旗を振る参加者
    万歳三唱に合わせて国旗を振る参加者
  • 参加者にはLED電球式の提灯が配られ、式典中に掲げた
    参加者にはLED電球式の提灯が配られ、式典中に掲げた
  • 万歳三唱に合わせて国旗を振る参加者
  • 参加者にはLED電球式の提灯が配られ、式典中に掲げた

伊吹文明氏の万歳三唱が終わった後に...

   日中の奉祝まつり・祝賀パレードに続き、夕方から執り行われた祝賀式典。約3万人(主催者発表)が会場の皇居前広場に詰めかけた。

   式典の後半、二重橋に天皇皇后両陛下がお出ましになると、安倍晋三首相の祝辞、アイドルグループ「嵐」による奉祝曲の歌唱、国家独唱・斉唱などに続き、天皇陛下がお言葉を述べられた。

   そして最後に、伊吹文明・奉祝国会議員連盟会長による「万歳三唱」が行われた。「参加者一同、謹んで万歳を三唱致します。天皇陛下万歳、万歳、万歳」の言葉とともに参加者も万事三唱。司会の俳優・谷原章介さんが「ありがとうございました。聖寿万歳を、伊吹文明・奉祝国会議員連盟会長より申し上げました」と述べる。

   さらに再び男性の声で「天皇陛下万歳、万歳、万歳」の声が会場に響き、参加者もならって万歳三唱した。「天皇陛下」「皇后陛下」「天皇皇后陛下」の言葉でもそれぞれ万歳三唱を続けた。

   いったん静まり、谷原さんが「天皇皇后両陛下、ご退出です」と告げた。音楽隊の演奏がはじまると、もう一度男性の声で「天皇陛下万歳、万歳、万歳」と響き渡った。

「伊吹氏の万歳は最初だけで、その後は...

   両陛下がご退出され、谷原さんとフリーアナウンサーの有働由美子さんら司会が式典の閉会を伝えるまで、同様の万歳三唱が何度か続いた。そのためツイッター上では、

「万歳を言うのはいいとは思うけど万歳三唱しますってなってそれが終わったのに謎の万歳コールが始まり舞台上にいる人全員が止まった感じがすっげえ怖かった笑」
「多すぎる万歳三唱に笑った祭典でした」
「奉祝議員連盟会長の伊吹氏の万歳三唱はわかる。その後の天皇皇后両陛下ご退出まで一体誰が音頭をとったのか、結構な国民が??になってるぞ...」

と、これに言及する書き込みが続出。多くの人の印象に残ったようだ。現場にいたと思われる人からは、「国家斉唱からの万歳三唱を繰り返して天皇皇后両陛下を見送るの、あの場にいた人しか味わえないライブ感あったぜ」といった声もあった一方、中には

「どうも伊吹さんの後にコールをした人物がいるようにしか思えない。勝手に叫んでたのか、PA通してたのかはわからない。イレギュラーならそこんとこ運営大丈夫?と少し思う」

といった憶測も。

   この万歳三唱の連呼は誰かが「勝手に」音頭をとったのか。天皇陛下御即位奉祝委員会・広報事務局の担当者は「予定通りに行われたものです」と答えた。伊吹氏によるものは進行の通りに行った最初の1回のみで、以降の万歳三唱は「影アナ」(声のみのアナウンス)が行っていたという。何度も続いたのは、天皇皇后両陛下のご退出に合わせたものと見られる。

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