若手時代から「よくヤジ」と報じられたことも
安倍首相については、1993年の衆院選初当選の当初から「よくヤジを飛ばしていた」という自民党同期会メンバーの証言もあり、朝日記事(2018年1月9日「『ポスト安倍』師走の思惑~(略)」)で紹介している。
また、発言者がのちに訂正したため、必ずしも参考にはならないが、河村建夫・元官房長官が18年12月12日、安倍首相らとの会合を終えて、記者団に一旦は、安倍首相が「若い連中はもっと元気を出して、ヤジがもっと出てもいい」と語ったと説明。しかし程なく、先の内容は首相が言ったものではなかった、と訂正コメントを出したこともあった。
今国会で安倍首相は、冒頭で紹介した世耕氏による代表質問(10月8日)を受け、
「厳しいご忠告も頂いたところですが、この忠告を拳拳服膺(けんけんふくよう=常に心に留めて忘れずにいること)し、野党の皆様からも、謙虚で丁寧な総理大臣だと言ってもらえるよう努力を重ねていきたい」
と意気込みを語っていた。今国会の会期末は12月9日だ。