安倍首相の「ヤジ」遍歴を振り返る 過去には発言撤回も

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朝日「首相のヤジはいまに始まったことではないが、」

翌7日付の朝刊社説で安倍首相の国会答弁について取り上げた朝日新聞は、このヤジにも言及し、

「首相のヤジはいまに始まったことではないが、」

と指摘したうえで、「政権の政治姿勢が問われている集中審議のさなかに、不見識きわまるふるまいである」と断じた。

「いまに始まったことではない」安倍首相のヤジについて、17年6月の社説(18日付)で批判的に言及していたのは、これも朝日新聞(「安倍政権 『議論なき政治』の危機」)で、

「首相自ら野党の質問者にヤジを飛ばす。それなのに、野党からヤジられると『私が答弁しようとすると、ヤジで妨害するんですよ』などと繰り返し、審議時間を空費する」

としていた。具体的なヤジ内容については、6月の別の紙面で、6月5日の衆院決算行政監視委員会での「くだらない質問」「いいかげんな事ばっかり言うんじゃないよ」などを伝えている。

さらに2015年段階でも、「安倍首相、またヤジ」(朝日デジタル版、8月21日)の見出しが躍っていた。8月21日の参院特別委員会で、答弁中に混同があると指摘されると、

「そんなこといいじゃないか」

と発言したことを取り上げている。この際は委員長から注意を受けると、発言を撤回した。

    他にも、5月の衆院特別委での「早く質問しろよ」、2月の衆院予算委で閣僚の献金問題について質問が出る際にあった「日教組はどうするんだよ」といったヤジにも触れている。2月のヤジについては読売新聞も、野党側のヤジ問題も含めて「ヤジ巡り泥試合 大島・予算委員長が両成敗」(15年2月21日付朝刊)と報じている。

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