「私は、東京が良かったですね」
札幌開催の大きな理由はアスリートファーストの考えにもとづく「暑さ対策」だったが、この点についても同番組で、千葉氏は疑問符をつける。
「建物がないことで直射日光がまともに当たるんです。IOCは温度と湿度しか注目してなくて、日差しはプラス3度くらい体感気温を上げることにつながりますので、こういったところを検証されているのか」
「東京のほうが高いビルがあって日陰があるかもしれない?」と共演者に聞かれると、「うん」。さらに湿度についても「意外に湿度が高いんですよ、札幌って。朝は湿度が東京より高い日もあるくらい。湿度が高いとぶわーっと汗がふき出し、熱中症になりやすい要素でもあります」としており、温度・湿度両面で札幌開催を懸念した。
「千葉さん聞きますけど、(東京と札幌)どっちがよかったですか?」という問いには、
「私は、東京が良かったですね。陸上関係者は東京ですよ、みんな」
と即答。レース結果についても
「東京だと女子はメダルいけたと思いますけど、札幌だと黄色信号ですね。結果が大きく変わります」
としている。
同じ趣旨の発言は他の番組でもしている。6日放送「スッキリ」(日本テレビ系)出演時は「(新川通は)ひたすらまっすぐな道が続いて、走っても走っても前に進んでいかないような感覚になる。心が折れそうになる区間」「建物があまりないから、日差しを遮るものがなくて、プラス3度くらい、温度湿度に加えて暑さを感じる区間だと思う」。
5日放送の「バイキング」(フジテレビ系)でも「もし北海道マラソンのコースになると、日差しが強くてプラス3度くらい体感気温があがる。すると東京のビル影なんかを走ったほうが実は涼しかった、なんてことにもなりかねない」としていた。