東京五輪のマラソン・競歩札幌開催が決定したことをうけ、陸上世界選手権銅メダリストの千葉真子氏は想定されるマラソンコースへの「懸念」をテレビ番組で連日表明している。
五輪では北海道マラソンのコースを踏襲する可能性があり、千葉氏はその北海道マラソンで3度優勝している。その経験から抱いた心配事をワイドショーなどで語っているわけだが、ネガティブな発言が多かったためか、ネット上では「マラソン札幌disりの先鋒」「散々札幌バカにしてる」などと手厳しい声もあがってしまった。
「応援が少なくなるんじゃないかという心配も」
千葉氏は、五輪マラソン・競歩の札幌開催が正式に発表された2019年11月1日に「ひるおび!」(TBS系)に出演。東京五輪のマラソンは男女同日開催になる可能性があるが、その想定コースについて、
「東京は観光名所をめぐるようなコースでしたけれども、北海道マラソンのコースだとすれば、ちょっと景観的にも単調な道が続くものですから、男女同時開催でちょっとカモフラージュしたい意図があるかもしれない」
と東京と札幌を比較して指摘した。
「単調」というのは主に十数キロ続く「新川通」を指しており、その後も同様の言葉を繰り返す。
「単調なんですよ。建物が何もないところで、直線が長いものだから、走っても走っても前に進んでいかないような。飽きちゃうんですよ。心が折れる区間です」
番組ではGoogleマップのストリートビューで新川通をたどった。その風景を見ながら千葉氏は、
「ないんです。何にもないんです。応援も、駅から3キロくらい離れていて、応援に行く人のアクセスも悪いので、応援が少なくなるんじゃないかという心配も私はしています」
と懸念を隠さない。共演者の冗談めかした「応援も走らないといけない?」という指摘にも「そうそう3キロ走っていかないとダメ」と応じた。