原監督の「人的補償」撤廃案、賛同は広がるか? 元パ球団職員は「取る側の論理」

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「他球団の賛同を得られるかどうか疑問です」

   また、前出の元球団職員は人的補償以外での改善点を指摘した。

「人的補償を撤廃する前に、まずはA、Bランクの選手を獲得できる人数を制限し、FAの結果を受けて翌年のドラフトに何かしら反映させるなどの処置が必要だと思います。もしくは金銭補償の改善です。ただ単に人的補償を撤廃するだけでは活性化につながると思えませんし、他球団の賛同を得られるかどうか疑問です」

   1993年にFA制度が導入されて以来、巨人は12球団最多となる26人の選手をFAで獲得してきた。その一方で、FAに伴う人的補償で13人の選手が他球団に移籍している。昨年は、丸佳浩外野手(30)の人的補償として長野久義外野手(34)が広島に、内海哲也投手(37)が、炭谷銀仁朗捕手(32)の人的補償として西武に移籍している。

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