1人でクラブの総年俸超えるけど... マンCダビド・シルバのJ1札幌移籍「普通にあり得る」のか

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   イングランドプレミアリーグで2位を走るマンチェスター・シティのMFダビド・シルバ(33)が、J1・北海道コンサドーレ札幌に移籍する可能性が浮上した。スポーツニッポンが2019年11月5日に報じたところでは、マンCとの契約が満了する20年夏の獲得に向け、水面下で交渉。母方が日系のシルバ自身も日本でのプレーを希望しているという。

   クラブの主将であり、スペイン代表ではFIFAワールドカップ(W杯)優勝を経験しているビッグネーム。ツイッターで「ダビド・シルバ」がトレンド入りするなど話題をさらっているが、実現の可能性はあるのか。

  • シルバのインスタグラムより。昨季はプレミアリーグ2連覇を達成
    シルバのインスタグラムより。昨季はプレミアリーグ2連覇を達成
  • シルバのインスタグラムより。昨季はプレミアリーグ2連覇を達成

海外スターが相次ぎJ参戦

   今季でマンC 10年目を迎えたシルバは、名実ともにクラブの司令塔。卓越したパスセンスに加え、自らチャンスを作り出すドリブルなど多彩なスキルを持ち合わせる。いるか、いないかでチームが大きく変わるとも言われる。

   19-20年シーズンで契約満了となり、新天地が注目されているが、札幌の名前が浮上した。5月には、スペイン代表で同僚だったMFアンドレス・イニエスタが所属するヴィッセル神戸への移籍も取り沙汰されていた。

   17年にFWルーカス・ポドルスキが神戸に加入して以来、イニエスタ、引退したFWフェルナンド・トーレス(サガン鳥栖)、今季得点ランク4位につけるFWダビド・ビジャ(神戸)ら、30代のビッグネームが欧州クラブから続々Jクラブに移籍している。ライブストリーミングサービス「DAZN」の莫大な放映権料が後押ししている面もあるだろうが、キャリア後半を迎える海外スターの移籍先候補としてJリーグが加わりつつある。

   シルバの移籍も一昔前に比べれば有り得なくもないが、当然金額の問題がある。6月にカタールのクラブによるオファーが報じられた際には、年俸600万ポンド(約8億4000万円)の2年契約を提示したとされた。札幌の全選手合計年俸(推定)が約5億6000万円とされており、この額を1人で上回る。

   しかし、札幌は近年業績が好調だ。売上高は18年度が約29億9000万円で、13年度の約10億7000万円から5年で3倍近くに成長した。13年に社長に就任した野々村芳和氏による経営立て直しが奏功しており、チームもJ1に定着する成長を見せている。「タイのメッシ」ことMFチャナティップが17年に加入すると、チーム強化はもちろん、タイからのインバウンド効果ももたらした。

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