グランメゾン東京、エセ関西弁想定に関西人ムカツク 役者は非ネイティブ「方言」に悪戦苦闘

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   元SMAPの木村拓哉さん(46)が主演する「グランメゾン東京」(TBS系)の第3回が、2019年11月3日に放送された。

   同作で木村さんは、かつてパリでレストランを開業して二つ星を獲得するも、自らの不徳で全てを失い日本に帰国し、再起をかけるフランス料理の天才シェフ・尾花夏樹を演じる。第3回はジビエ料理のコンテストに挑むべく、素材となる鹿肉を手に入れるべく奔走する尾花らの姿が描かれたが、一部視聴者が注目したのは、出演者の「関西弁」だった。

  • 「グランメゾン東京」公式サイトから
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「相手との距離を縮めるために使ってるだけ」

   番組序盤、鹿肉がライバル店の「gaku」のオーナー・江藤(手塚とおるさん=57)によって買い占められていることに気付いた尾花ら。抜け目のない行動に「あの人、そんなやり手だったんだ」と驚く、尾花と共にレストランの開業を目指す料理人・早見倫子(鈴木京香さん=51)だったが、そこに、「まあでも、あの関西弁はエセですけどね」と指摘したのは、尾花のパリ時代の同僚・京野(沢村一樹さん=52)だった。なんでも、その理由は「相手との距離を縮めるために使ってるだけで、本当は埼玉出身らしいです」と、京野は説明したのだった。

   このシーン放送以降、ネット上ではツイッターを中心に、一部視聴者から驚きの声が続々。あるアカウントは、「あの関西弁エセだったの? そりゃ関西人からしたらムカつくわけだわ」とおかんむり。また 別のアカウントは、「江藤オーナーの関西弁?なに?関西バカにしてない?聞きたくない...」と不快感をあらわにしている。 実際、第2回では江藤が標準語を話しているシーンがあり、第3回で明かされた手塚の関西弁の秘密の伏線になっていたようだ。なお、手塚さんの関西弁をめぐっては、少数派ながら「グランメゾン東京の手塚とおるさん やっばりエセ関西弁だったんだ可愛い」といった声も出ている。

   江藤の関西弁をめぐっては、第1回から「不自然だ」などといった声が続々と上がっていたが、手塚さんの公式サイトでプロフィールを見てみると、出身地は北海道となっており、額面通り受け取ると、手塚さんは関西弁のネイティブではないことになる。現実世界ではもちろん、作中でもフィクションの関西弁という「二重性」があったということになるだろう。

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