ネット上で起きていた「異変」
顧問は、「部室として使っている倉庫を開けてくれない」という指摘についても「鍵は貸し出せる」という。
「必要があれば倉庫の鍵は貸し出せます。好き勝手に使われるのも良くないので、何に使うのかを確認したうえで貸し出しています。話の筋が通っていれば、止める理由はありません。
ただ、片付けができていないといった時に、一時的に倉庫の使用を止めて、もう一度よく考えてと伝えることはありました。それは安全に備品を使うため必要なことです」(顧問)
カブカップ後の活動制限について、顧問は「ネット上でも情報が錯綜し、生徒も保護者も混乱していました」と説明する。
ネット上では8月19日、部員の保護者という匿名ユーザー(福岡さんではない)が「部活動を廃部にする と言われてしまいました」と複数のQ&Aサイトで相談していた。また8月16日には、原動機研究部のフェイスブックで「部活やりたいです」と活動が制限されていることを思わせる投稿がなされた(現在アカウント名は変更。理由は後述)。こうした書き込みはツイッターなどでも拡散され、何が起きているのかと心配する声があがっていた。
「これまでのように活動していくと、また同じような混乱が生じかねません。カブカップで学校名が意図せず使われたことなどについて総括し、保護者に説明してから活動を再開しようというのが、学校の方針でした。部活動と個人活動の区別が上手くできていませんでした。そこを整理し、すでに保護者への説明を終えました。活動は徐々に再開しています」