カープ新外国人は菊池の補填?
巨人と対照的に1993年にFA制度が導入されて以来、FAでの補強をしてこなかった広島は今年も動く気配はない。FAの権利を有していた会沢翼捕手(31)、野村祐輔投手(30)、長野久義外野手(34)、松山竜平外野手(34)が残留を表明。同じく権利を行使しなかった菊池涼介内野手(29)は、ポスティングシステムによるMLB移籍の可能性があり、去就に関しては不透明だ。
広島はこの日、今シーズン、フィリーズに所属していたホセ・ピレラ外野手(29)との契約が合意したと発表。ピレラは昨シーズン、パドレスで146試合に出場した実績を持ち、内外野を守ることができるユーティリティー選手だ。菊池がMLBに移籍した際に備えての補強とみられる。
広島のピレラ獲得にネット上の鯉党からは歓迎の声が上がり、他球団のファンからは「うまい補強」との評価が。今オフのFA、外国人補強で日本一を狙う巨人とは対照的に、FAでの補強に動かずV奪回を目指す広島。今年の原巨人のFA戦線の行方は...。