「IOCの政治的完勝」?
小池氏は最後まで東京開催にこだわり、今回の「合意のポイント」2点目では「マラソン・競歩の会場が札幌に変更された際に発生する新たな経費は、東京都に負担させないこと」と都の負担についても定められた。それでも小池氏は「合意なき決定」としており、心中は穏やかでない。
その上で飛び出した実体の見えないセレブレーション・マラソン。前都知事の舛添要一氏はツイッターで、IOCの思考について
「マラソン・競歩の札幌開催は、IOCに言わせれば『小池問題』だった。何でも政治目的のパフォーマンスに変えてしまうのに辟易したIOCは、彼女を蚊帳の外に置いた。そして、都の経費負担なし、五輪後のセレブレーションマラソンなどの餌で黙らせた。赤子の手をひねるようなもので、IOCの政治的完勝だ」
と推察した。