2019年11月2日、韓国で『クラッシュ・ロワイヤル(以下、クラロワ)』の公式eスポーツリーグ、「クラロワリーグ アジア2019」の決勝戦及びオールスターマッチが開催される。
『クラロワ』はモバイルゲーム開発会社Supercellが2016年3月にリリースした、自分のタワーを守りつつ相手のタワーを倒せば勝ちという、iOS・Android用オンラインストラテジーゲームだ。
シーズン1も日本PONOSが優勝
2017年に開催された「クラロワ世界一決定戦」には総額100万ドルの賞金を目指し世界187か国から2700万人以上のプレイヤーが参加したほどの人気タイトルであり、2018年には正式なリーグが発足、世界一をかけて日夜激しい戦いが繰り広げられている。リーグ戦も賞金総額は100万ドルで、参加したチームには成績ごとにボーナスが支給された。
「クラロワリーグ アジア2019」シーズン1は今年の4月25日に開幕。アジアのみならずオーストラリア、ブラジル、ドイツ、ホンジュラス、アメリカ、ベネズエラなど15の地域から計58人12チームが参戦し、総当たり戦を勝ち抜いた8チームが更にプレイオフを戦った。
日本からも「DetonatioN Gaming」「FAV gaming」「Gamewith」「PONOS」の19人4チームが参加しており、韓国での2か月に渡る戦いを勝ち抜いた「PONOS」がシーズン1王者の栄光を掴んでいる。
シーズン2は8月から開催され、日本のチームからは「FAV gaming」が決勝戦へと進出。韓国の「OGN ENTUS」とシーズン2王者の座を賭けた決戦に臨む予定だ。
シーズン1では、3位までに入ったチームが国際的なeスポーツ競技大会「World Cyber Games」へ出場し、アメリカとヨーロッパ諸国中心に構成された「クラロワリーグ ウエスト」と中国のチームで構成された「クラロワリーグ チャイナ」の代表チームと戦い、世界トップ地域の座を競った。「PONOS」「Gamewith」「Chaos Theory」の3チームが合同チームとして参戦し、見事準優勝の成績を収めている。シーズン2では、2位までに入ったチームが世界一決定戦へ進出することができ、「FAV gaming」と「OGN ENTUS」がその切符を手にしている。
また決勝に残れなかった10チームの選手たちで決勝と同日にオールスターマッチを行ない、 シーズン2を締めくくる予定となっている。既に「クラロワ」をプレイしている方も、まだプレイしてない方も、是非彼らの戦いぶりを見届けてもらいたい。
(eスポーツライター 早川清一朗)