女子ゴルフの笠りつ子(31)が2019年10月31日、自身のオフィシャルサイトで不適切発言に関して謝罪文を掲載した。サイトには「マスターズGCレディース会場での不適切な発言に関するお詫びと今後の活動についてのご報告」とのタイトルで直筆のメッセージが綴られ、同大会の会場で関係に対して暴言を吐いたことを認め、当面の間、ツアーへの出場を自粛する意向を明かした。
笠の暴言は、デイリースポーツ紙で岡本綾子氏が「告発」して発覚。岡本氏によると、コースの風呂場にタオルが置かれていなかったことに腹を立てたベテラン選手が、タオルを持ってくるよう依頼するも断れ、関係者に「頭が固い。死ね」などの暴言を吐いたという。実名は明かされなかったものの、この事実は女子ゴルフ界に大きな衝撃を与え、日本女子ゴルフ協会(LPGA)の小林浩美会長が謝罪する事態にまで発展した。
「協会は厳正に対応してほしい」
笠は2006年のプロテストに合格し8月にデビュー。ツアー通算5勝を挙げている実力者で、今季は32試合に出場し、賞金ランキングで27位につけている。若手の手本となるべきベテラン選手の愚行にLPGAは今後、コンプライアンス委員会を開いて処分を検討している。笠は当面は活動を自粛して処分決定後に謝罪会見を行う見込みだが、ネット上のファンからは厳しい声が続出し、スポンサー離れを心配する声も。
「庶民の感覚では理解できない」
「せっかく女子ツアーが盛り上がってきたのに」
「協会は厳正に対応してほしい」
「名乗り出て謝罪するの遅すぎ」
暴言の事実が発覚してから数日置いてようやく名乗り出る形となった笠は、サイトで「私の不適切な発言により、大会主催者、コース関係者の皆様が不快な思いをされたことは事実です。決して言ってはいけない言葉であったと深く反省しており、当該週に大会主催者ならびにコース関係者の方に誠意を込めて謝罪させていただきました」などと長文を綴り、すでに関係者に謝罪したことを明かした。