奥村は最年少の19歳で人的補償の対象に
一方、2013年のドラフト4位で入団した奥村は、1軍での出場がないまま14年オフに相川亮二捕手の人的補償としてヤクルトに移籍。奥村は当時19歳で、最年少で人的補償の対象となった。ヤクルトに移籍して出場機会は増えたものの、レギュラーに定着するには至らず、さらなる飛躍が期待される。
平良もまた若くして人的補償の対象となった選手のひとり。2013年ドラフト5位の平良は、16年にプロ初登板。この試合で結果を残せず、このシーズンは1軍での登板は1試合にとどまった。この年のオフに山口俊投手の人的補償としてDeNAに移籍。18年には先発として13試合に出場し、今シーズンは14試合に先発するなど、本来の力を発揮しつつある。
人的補償として他球団に移籍して結果を残すもの、キャリアハイに届かないものそれぞれだが、若い時期に巨人から移籍した一岡、奥村、平良の3人は今後の活躍に期待がかかる。巨人は今年も意中の選手をFAで獲得できればプロテクト、そして人的補償問題が浮上するのは必至。今オフはどのような展開が待ち受けるか...。