「南ア戦着用ジャージ」を寄贈
学校から特別表彰を受けた田村選手は、その御礼として、10月20日に行われた南アフリカ戦(東京スタジアム)で着用したジャージを贈った。学校関係者からは「そんな大切なジャージ、大丈夫なの?」という声もあったが、田村選手は、
「(東京の家から)出るときに、何か持っていこうと思って、たまたま手に取ったのが南ア戦のジャージだった。(モノに対する)執着は、あんまりないんで。(W杯初の8強に進出して)いい報告ができたので、できるだけ早く来たかった。よかったです」
ジャージは同校に展示されるという。
10月13日に行われた予選プール最後のスコットランド戦(横浜国際総合競技場)前には、台風19号が東日本を直撃。栃木市内も甚大な被害を受け、国学院栃木高の近くにある栃木工業高は、校舎1階の天井近くまで浸水したという。タクシー運転手によると「工業高校だから、いろんな機械とかがあるでしょ。それが、もう全滅状態みたい」という。
田村選手も各報道で被災者へお見舞いの言葉を述べており、
「今度来た時には、ボランティアとか、何でもやりたいです」
周囲への心配りも忘れなかった。
(J-CASTニュース編集部 山田大介)