売上14万を没収された...ネットショップ「BASE」に不満ツイート 運営「説明不十分だった」と謝罪

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   「売上金140000円を没収されてしまいました」――。EC(電子商取引)サイト作成サービス「BASE」の出品者の訴えが、SNS上で拡散されている。

   申請期間を過ぎたため、運営会社に売上金を没収されたとの主張で、「これは理不尽」「上場企業とは思えない」と批判が寄せられている。

   会社は「当社の説明が不十分なためにご不安とご心配をおかけしてしまい、誠に申し訳ございません」と謝罪し、利用規約の変更を検討するとした。

  • BASE公式サイトより
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「1年も経たないうちに下ろせなくなるとは」

   騒動は、BASEで草花を使った装飾品などを販売する人物の2019年10月29日のツイートがきっかけだ。

「BASEから撤退します。振り込み申請をしないと売上金が入らないシステムなんですが、その申請の期限を過ぎてしまったため、売上金140000円を没収されてしまいました。全額でなくても返還してもらえないか交渉しましたがダメだそうです」

   BASEの利用規約には、「会員が支払いを請求することができるようになった時点から180日が経過し、当社が支払い請求を行うよう通知したにもかかわらず、会員からの支払いの請求がない場合、当該支払いを請求することができる権利は消滅するものとします」とあり、これに抵触したため、売上金が消えた形だ。

   この人物は続けて、「残していた売上金は、保護猫に何かあった時のヘソクリのつもりであえて置いていました。申請するのを忘れていたわけではなく、まさか1年も経たないうちに下ろせなくなるとは思いもしなかったので」と請求期間の短さに不満をもらす。

   投稿に対しては、「上場企業とは思えないですね」「これは理不尽。没収とかなぜなんだ」と 運営会社への批判が多数寄せられ、中には、同じくBASEの出品者から「このツイートを見てなかったらわたしも振り込み申請期日を過ぎるまで気づかないところでした」との書き込みもあった。

自動振り込みを検討

   運営会社のBASE(東京都港区)は10月30日、今回の件について「この度は、ショップオーナー様の売上金の取り扱いにつきまして、当社の説明が不十分なためにご不安とご心配をおかけしてしまい、誠に申し訳ございません」と公式サイトで謝罪した。

   売上金が180日で消滅するのは「出資法上、ショップオーナー様の売上金を長期間お預かりすることができないため」と説明し、消滅前にはメールなどで案内していると理解を求める。

   しかし、「売上金の失効が発生している状況は本意ではない」として、消滅前の売上金を自動振込にする対応を現在検討中だとした。

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