ロドリゲスはMLBを巻き込んでの争奪戦も
すでに中日は先手を打って9月に残留要請をした模様で、今シーズンの年俸7000万円(金額は推定)からの大幅増に加えて複数年契約を提示したとみられる。ロドリゲス本人は中日に対して「愛着がある」としているが、今後は不透明だ。国内球団ではオリックスが興味を示している様子で、MLBの複数球団も獲得へ向けて調査をしているとみられ、中日との交渉が決裂した場合、国内外を巻き込んだ争奪戦となりそうだ。
巨人は当初、救援陣の補強としてロッテ益田直也(29)の動向に注視していたが、益田はFA権を行使せずロッテに残留することを決めたようだ。益田の残留によりFAでの救援投手の補強はかなわず、ロドリゲスの動向に俄然、注目集まっている。また、原辰徳監督(61)は、24日にオーナー報告を行った際に外国人補強の重要性を説いており、外国人補強に意欲を見せた。
今シーズンは中川、田口麗斗(24)の成長に加えて、沢村拓一(31)、大竹寛(36)らベテランがブルペンを支えてきた。新守護神デラロサも安定感を見せるものの、日本シリーズでは中継ぎが総崩れでまさかの4連敗。巨人が何よりも必要とするのが絶対的なセットアッパーだ。ロドリゲスの今後の動向、そして巨人の動きに注目が集まる。