八千草薫さん死去、男はつらいよファンも追悼 「千代さんと寅さんはドキドキしたなぁ」

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   女優の八千草薫さんが2019年10月24日、膵臓がんのため88歳で死去した。28日に所属事務所「柊企画」が公式サイトで発表した。数多くの映画やドラマに出演し、広く活躍した女優の訃報を受け、ネット上では悲しみの声が広がった。

   宝塚歌劇団の出身で、ドラマ「岸辺のアルバム」(TBS系)の主婦役などで知られているが、山田洋次監督の国民的映画「男はつらいよ」では、主人公の「寅さん」こと車寅次郎(渥美清さん)と幼馴染のヒロインも演じていた。

  • (Wikimedia Commonsより、『アサヒグラフ別冊 秋の特大号 映画と演芸』朝日新聞社、1955年、p.61)
    (Wikimedia Commonsより、『アサヒグラフ別冊 秋の特大号 映画と演芸』朝日新聞社、1955年、p.61)
  • (Wikimedia Commonsより、『アサヒグラフ別冊 秋の特大号 映画と演芸』朝日新聞社、1955年、p.61)

「いつもの寅さんパターンだよなー思ってみると意外な展開」

   シリーズの第10作『男はつらいよ 寅次郎夢枕』(1972年公開)で八千草さんは、寅さんや妹・さくら(倍賞千恵子さん)の幼馴染である志村千代に扮して登場する。公式解説サイトなどによると、寅さんは東京・柴又にある実家の団子屋「とらや」に帰ってきたが、部屋には大学の助教授が下宿していた。おもしろくなく、再び旅に出ようとしたところ、美容院を始めた志村千代と再会する。

   映画のお決まりは、寅さんが旅先などで出会うマドンナに惚れるも、失恋してしまう流れ。ところが10作目では逆に、八千草さん演じるマドンナが寅さんに告白するという珍しい展開になっている。

   八千草さんの訃報を受け、ネット上ではユーザーから

「お千代さんに逆プロポーズされて寅さんが腰抜かしちゃう回。こんときの八千草さん綺麗なんだよなぁ」
「いつもの寅さんパターンだよなー思ってみると意外な展開、追悼放送あったらいいな」
「千代さんと寅さんはドキドキしたなぁ」

など、映画の内容を回想する声が上がっていた。

   訃報を受け、「八千草薫さん」の名前が日本のトレンド入り。28日17時40分ごろの時点で、43987ツイートされている。

(J-CASTニュース編集部 田中美知生)

姉妹サイト