木村祐一さん、ナダルさんらにも依頼
京都市市長公室は28日、J-CASTニュースの取材に「お2人にそれぞれ2回、計4ツイートしてもらいました」と話す。
同様の手法は、京都市が定めた「伝統産業の日」のPRの一環でも用いていた。17年度に吉本興業と50万円で契約し、木村祐一さん、ナダルさん(コロコロチキチキペッパーズ)、タナからイケダ、ミキの計4組にツイートしてもらったと明かす。
市長公室の担当者は「京都の伝統産業をPRしていくよう、その趣旨に則った形でツイートをお願いしました」とし、「いわゆるインフルエンサーと呼ばれる方のツイート価格をネットで確認した結果、フォロワー1人当たり3~6円だったので、伝統産業の日のPRはかなり格安でした」と費用対効果の高さを主張する。
この手法が批判を集めている点には、「伝統産業の日の関連でいうと、PRというタグをつけるのがより分かりやすいというのはありましたが、伝統産業の日のハッシュタグをつけていました」「ステルスマーケティングが一番問題とされるのは、誤認させることだと思うので、そこで無いものをあると誤認させたり、品質をねじまげるたりするものではなかった」と"ステマ"には当たらないとの認識だ。
一方で、「色々なご意見を市民の方から頂いているので、より透明性の高い広報をしていこうと思っています」と、見直す考えもあるとする。
吉本興業の広報担当者にも見解を求めたが、「市の事業なので答える立場にない」との返事だった。
(J-CASTニュース編集部 谷本陵)