どうなる巨人のプロテクト 「FA補強」で人的補償に苦悩必至

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過去には若手の一岡が広島に人的補償で移籍

   いずれかの補償を必要とする選手がFAで移籍した場合、前球団は移籍先の球団に金銭もしくは人的補償を求めることができる。人的補償を選択した際、移籍先の球団は28人のプロテクトリストを提出する。このリスト内の選手を「指名」することはできないルールとなっている。ただ、この28人から外れた選手は移籍の可能性があり、しかもリストの内容に関して選手には一切、知らされないという。

   プロテクトリストの人選においては口外されず不透明だが、昨年の巨人は2人のベテランがリストから外れた。また、過去には2013年オフに広島から大竹寛投手(36)をFAで獲得した際に、若手の一岡竜司投手(28)がリストから外れて人的補償として広島に移籍したこともあり、ベテランだけではなく若い選手がリストから漏れる可能性もある。

   今年もFA補強に前向きとみられる巨人だが、これに伴い今年もまた「人的補償」に悩まされそうだ。FAを宣言する選手、残留を表明する選手、権利を有する選手それぞれが意思表示をし始めている。権利を行使する申請期間は11月1日に締め切られ、交渉が可能となる3日に本格的にFA戦線が動き出す。

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