気象庁は2019年10月25日、千葉県での記録的短時間大雨情報を発表した。千葉市や八街市では13時30分までに約100ミリの雨が降った。
千葉県内の駅周辺では、冠水の報告がネット上で相次いだ。J-CASTニュースでは、冠水の現場に居合わせた人らに話を聞いた。
京成電鉄広報「改札に隣接した駅の事務所に少し入ってきた」
25日12時ごろ、京成千葉駅近くが冠水しているのを目撃したというKOUSUKE(@ok_ok_0904)さん。仕事に向かう途中に撮影したという動画では、駅前があたり一面冠水しているのが確認できる。京成電鉄広報の担当者に25日、J-CASTニュースが取材したところによると、「駅の西口側で少し水がたまった。改札に隣接した駅の事務所に少し入ってきたが、土嚢を積んで対応はした。水位は3センチぐらい」と語った。改札付近やコンコースなどでの冠水はなかったという。けが人の報告は受けていない。
同じく昼ごろ撮影された、別の写真。JR千葉駅東側のバス停近くで撮影したという男性(17)はJ-CASTニュースの取材に「足が浸かるくらい(水が)たまっていました。靴を濡らしながら帰ったので大変でした」と明かした。
JR蘇我駅近くで撮影された動画でも、ロータリー周辺が冠水しているのが確認できた。JR千葉支社の広報担当者に25日、J-CASTニュースが取材したところによると、駅前のバスロータリーで冠水の情報があった。水位については、「足のくるぶしまでは絶対浸かります」と説明した。
冠水発生はネット上でも注目を集め、15時40分時点で「千葉駅前」というワードがツイッター上で、日本のトレンド入りした。
今回の大雨で、千葉市など千葉県内の複数の自治体で避難指示が出ている。
(J-CASTニュース編集部 田中美知生)