24日深夜のブログでは「明日、国会でお話をする所存」だったのに
菅原氏は10月24日23時5分更新のブログで、
「私に関してのいくつか報道がされているが、政治家としてきちんと説明を果たしていきたい。明日、国会でお話をする所存である」
と説明していた。10月25日朝には衆院経産委員会が予定され、野党が追及の構えを見せる中で、具体的な説明をしないままの辞任劇だ。
菅氏は、10月25日午前の会見で、菅原氏が説明責任を果たさないまま辞任したことについて
「菅原前大臣は、自らの政治資金の問題で報道がされ、経済産業行政が停滞することはあってはならず、辞任を申し出たと理解している」
と答弁。菅原氏ブログの「政治の師であり、人生の師」という言葉を引き合いに所感を求められても、ほとんど同じ答弁を繰り返した。
さらに、
「国会議員は常日頃から、自らの行動について責任を果たす必要があると私は考えているし、ご本人が説明していくことになるだろう」
とも話し、辞任でも説明責任が消えるわけではないとの考えを示した。
菅原氏の後任は梶山弘志元地方創生担当相。菅氏が「政治の師」と仰ぐ梶山静六元官房長官の長男で、引き続き近い関係だ。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)