FA補強に意欲の巨人、ヤクルト V逸・広島はまた動かず、阪神は...?

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阪神はFA補強に「極めて消極的」

   一方でFA補強に消極的なのが阪神と広島だ。阪神は2016年にFAで糸井嘉男外野手(38)を獲得し、昨オフには西勇輝投手(28)を獲得している。今年はFA権を有する選手の中に阪神の補強ポイントに合致する者がいないと判断した模様で、谷本修副社長兼球団本部長(55)は24日、FA補強に関して「極めて消極的です」とコメント。今年はFA補強を見送る可能性が高い。

   1993年にFA制度が導入されて以来、これまで一度もFAで選手を獲得したことのない広島は今年も動きが見られない。過去、2010年オフに横浜からFA宣言した内川聖一(現ソフトバンク)に動いたことはあるが獲得には至らず。自前での選手育成の方針を貫き、FAで補強することなく、生え抜きメンバーでリーグ3連覇を勝ち取ってきた。この方針は今年も変わることはなさそうだ。

   ただ、広島はFAで補強することはなくともFAで主力が他球団に移籍するケースがみられ、昨オフには丸佳浩外野手がFAで巨人に移籍。今年はFA権を有する会沢翼捕手(31)が残留したものの、野村祐輔投手(30)、菊池涼介内野手(29)が権利を行使する可能性もあり予断を許さない。野村と菊池が他球団に移籍した場合、戦力ダウンは必至だが、今年もFA戦線に参戦する意向はなさそうだ。

   FAの権利を行使する申請期間は11月1日に締め切られ、2日に公示され翌3日から各球団との交渉が可能となる。

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