日本シリーズ、「控えの差」で明暗クッキリ ソフトバンクは「チームの理想像」で制す

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巨人は全体的な若手のレベルアップが必要

「打者は初球から甘い球を見逃さず思い切り振ってきます。投手はインコースを突く勇気を持っている選手が多い。今回の日本シリーズでも、千賀投手と甲斐捕手のバッテリーは、『これでもか』というくらいインコースを突いてきました」(野口氏)

   3連覇を果たしたソフトバンクを「チームの理想像」と称する野口氏。一方で4連敗を喫した巨人の来季の課題について言及した。

「ブルペンの整備が必要になってくると思います。クローザーはデラロサ投手がいるので、その前を任せるセットアッパーがあと1、2枚ほしいところです。そして全体的な若手のレベルアップです。今回、40人枠に漏れた選手を含めて、いきの良い若手が出てきてほしいです。精神的支柱の阿部選手が抜けた穴をひとりの選手がカバーするのではなく、チーム全体でカバーできるようになれば、より強さを発揮できると思います」(野口氏)
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