「嫌悪を助長」など400件超のコメント
韓国メディアの釜山日報は18日、「慰安婦を嘲笑するような広告」(原文韓国語。編集部訳)と批判。CMの「昔のことは、忘れたわ」というセリフが、韓国字幕版だと「昔」ではなく「80年前」と年代が強調される書き方がされていることも問題視した。通信社News1も同日「ともすれば『歴史歪曲』と解釈できる」(同)と報じた。朝鮮日報や中央日報もこのCMを否定的に取り上げている。
YouTubeのCM動画に寄せられたコメントは、21日までに400件を超えている。多くは韓国人とみられるユーザーのもので、韓国語や英語で「意図的に嫌悪を助長するものだ」といった書き込みが殺到。低評価数は高評価数を7倍以上、上回っている。
誠信女子大学の徐敬徳(ソ・ギョンドク)教授も18日、フェイスブックで「完全に意図があるものだ」と糾弾。韓国では日本の輸出管理強化を引き金に、ユニクロをはじめとした日本製品の不買運動が巻き起こっているが、「『不買運動』を超えて、真の『退出運動』を展開しなければならない」としている。
こうした事態を受け、ユニクロは21日に韓国で同CMの放映を停止したと、AFP通信などが報じていた。