「ドラフト1位→戦力外」その先にあるものは? 多くが現役続行望むが...

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   プロ野球の戦力外通告の第2次期間が2019年10月14日、開始された。第1次期間ではセ・パ12球団で76選手が戦力外通告を受けた。通告を受けて引退する選手、現役続行を希望する選手、球団から育成契約を打診される選手と、様々なケースがある。この中にはドラフト1位で入団した選手も多く存在する。今オフ、戦力外通告を受けたドラ1選手の去就は...。

   今オフ、ロッテからは3人のドラ1が戦力外通告を受けた。伊志嶺翔大外野手(31)、大嶺祐太投手(31)、高浜卓也内野手(30)の3人だ。ドラフトの年次順に並べると、2006年のロッテのドラ1が大嶺、翌07年に高浜がドラフト1位で阪神に入団。伊志嶺は10年のドラフト1位でロッテに入団した。伊志嶺と大嶺はともに1988年生まれの同級生で、高浜は1学年下となる。

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楽天のドラ1コンビは現役続行に望みを

   ロッテはすでに伊志嶺の来シーズンの入閣を発表しており、1軍のコーチに就任するとみられる。大嶺、高浜に関して球団は育成契約を打診しており、現役を続ける可能性はある。大嶺は右肘痛で昨シーズンを棒に振り、今年1月に右肘の手術を受けた。今シーズンは右肘のリハビリが続いたため1軍での登板はなかった。一方の高浜は、2016年の53試合を頂点に出場機会が減り、今シーズンの1軍での出場は8試合にとどまった。

   パ・リーグ3位の楽天からは、森雄大投手(25)と戸村健次投手(32)が戦力外を通告された。2012年のドラ1左腕・森は、14年に5試合に先発して2勝をマーク。結局、これがキャリアで最多勝利となり、その後は17年に1勝を挙げたのみ。今シーズンは1軍での登板はなく、9月11日には血行障害を解消するため肋骨を部分切除する手術を受けた。球団からは育成契約を打診されており、森は前向きに検討しているという。

   楽天のもうひとりのドラ1選手、戸村は現役続行を視野に入れるもトライアウトを受けずに11球団からのオファー待ちの状態だ。2009年に立教大から楽天にドラフト1位で入団した戸村は、15年に自己最多となる7勝をマーク。以降は16年に1勝、17年に2勝を挙げ、ここ2年間は白星に恵まれなかった。

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