「ナッツアレルギー」キムタク新ドラマで話題に 消費者庁調査でも「著しく増加」

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原因物質の4位で約8%

   また、「食物アレルギーに関連する食品表示に関する調査研究事業」(消費者庁)の報告書(2018年度版、解析対象4851人)によると、出現症状では「ショック症状」が「10.8%」で見られた。アレルギーの原因食物の内訳をみると、鶏卵(34.7%)が最大で、「木の実類」は8.2%で4位、「落花生」が5.1%で5位だった。「木の実類」は、前回調査(15年度)の3.3%から約5ポイント上昇しており、報告書でも「増加が著しく」と注視されている。

   さらに「木の実類」の内訳をみると、クルミが251例(木の実類の62.9%)、カシューナッツ82例(同20.6%)、アーモンド21例(同5.3%)と続く。他にも、マカダミアナッツ、カカオ、ヘーゼルナッツ、ピスタチオ、ココナッツ、ペカンナッツ、クリの順で報告があったとしている。

   また解析対象全体の年齢層をみると、0歳が31.5%で「2歳まで」が約60%、「18歳まで」で95.5%を占めている。成人の事例は少ないながらも一定の割合で存在しているが、「ナッツアレルギー」に限定した場合はどうか。同報告書の研究代表者や研究協力者が所属する独立行政法人「国立病院機構」相模原病院(神奈川県相模原市)の担当者にJ-CASTニュースが10月21日に確認すると、「ナッツアレルギーの報告例には、大人・成人も含まれている」とのことだった。対象は「何らかの食物を摂取後60分以内に症状が出現し、かつ医療機関を受診したもの」。

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